一般歯科(むし歯治療)

痛みを和らげる設備を整え痛みの少ない治療

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歯医者さんって苦手…」その原因のひとつに歯科治療に伴う痛みがあると思います。誰だって痛みを伴う治療は、不安や恐怖を感じてしまうもの。だからといって治療を先延ばしにしていると、どんどんむし歯は悪化してしまいます。

近年では「針を使わない麻酔」や「むし歯を削らずに薬剤で治療する方法」などが開発されており、当院でも新しい治療法を積極的に導入しています。治療時の痛みの軽減と不安の解消を心がけ、できるだけ「抜かない、削らない、痛くない」治療を目指し、患者さんが安心できる取り組みをしています。

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治療中の痛みを軽減するために

当院では、患者さんの状態に合わせて、表面麻酔、電動麻酔、笑気麻酔の3種の麻酔を取り扱っています。麻酔をする際には安全性を重視し血圧計をつけてから行いますので、ご高齢の方にも安心して治療を受けることができます。


<注射前に表面麻酔>
本来、歯科治療中の痛みを抑えるために使われる「麻酔」。でも、「麻酔そのものが痛かった」という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。当院では、麻酔を注射するその前に、表面麻酔を使用しています。
表面麻酔とは、皮膚や粘膜の知覚を麻痺させるために行なう麻酔法のことです。
塗り薬のように患部に直接塗るだけで、麻酔針を注入する際の「チクリ」を軽減することができます。
<ゆっくり注入する電動麻酔>
麻酔の針の刺さる痛みを抑えても、その後の麻酔薬の注入時に不快感や痛みを覚える方もいるのではないでしょうか。その不快感や痛みは、麻酔を注入するスピードによる余計な圧力によるものが多くをしめます。
当院では、「電動麻酔」とよばれる特殊な装置を使って、ゆっくりと麻酔注入し、麻酔を入れるときの、不快感や痛みを抑えています。
<細い針を使用する>
一般的な歯科医院で使われている針は30Gとよばれる太さです。当院では、30Gよりもさらに細い32G(0.26mm)の極細針を使用し、針を刺したときの痛みを軽減しています。
<笑気麻酔について>
笑気麻酔は専用の鼻マスクを用いて患者さんに鼻から吸引してもらう麻酔です。笑気吸入装置で30%以下の低濃度笑気と70%以上の酸素を混合して使用しています。笑気は、ほのかに甘い香りで違和感もなく気持ちよく吸入できます。

吸入後5分以内に、リラックスした状態になり、吸入中は時間の経過や歯を削る時の不快感、注射の痛みなどが気にならなくなります。また、血中からの排泄も非常に速いので、吸入をやめれば元に戻ります。治療終了後、数分で帰宅することができます。
実際、多くの患者さんから「ほとんど痛みを感じなかった」「あっという間に治療が終わった」などの声をいただいております。

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できるだけ歯を削らず、歯を残すように

●できるだけ削らない・抜かない治療
●歯を削るメリット・デメリットを説明
●患者さんが治療方法を選択

最近では歯科治療も進化し、歯を削らない・抜かない治療方法が開発されたことによって、「歯を削らないでください」といった患者さんからのご要望も増えています。
当院では、できるだけ歯を抜かない・削らない・痛くない治療を心がけていますが、残念ながらむし歯の状態によっては、止むを得ず削らなければならないこともあります。

そこで、そういった場合は、歯を削るメリット・デメリットをきちんと説明し、患者さんに納得していただいた上で、治療を行います。いうまでもありませんが、むし歯も早く治療すれば削る量は少なくてすみ、治療を先延ばしにすればするほど削る量も増えていきます。健康な歯を守るためにも、少しでも異変に気づいたら、できるだけ早くご来院いただくことをおすすめいたします。

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レーザー治療で削らない・痛くない治療を

歯医者さんの代名詞ともいえる「キーン」「ガリガリ」といった機械の音や振動。「これが、どうも苦手で…」という方も多いのではないでしょうか?ところが、レーザー治療ではそんなコワいイメージの音や振動はありません。
初期のむし歯の場合、レーザー治療とフッ素を使えば、「もう終わったの?」というくらい、あっという間に簡単に治せてしまうのです。また、レーザー治療には、他にも色々なメリットがあります。

●麻酔なしでもほとんど無痛
●初期のむし歯なら削らずにむし歯が治せる
●歯の根の殺菌もできる
●出血のない抜歯が可能

他にも、口内炎やできものの除去や歯周病治療、知覚過敏(冷たいのもを飲んだときのしみる感じ)の治療にも効果的です。

薬剤でむし歯菌を退治~3MIX法による治療について

3MIX法とは3種の抗生物質を混ぜた薬剤を使用した治療のこと。もともと、むし歯は「菌」が原因です。この薬剤をむし歯に塗ることで、むし歯の菌を退治しようという画期的な方法です。一般的なむし歯治療は、むし歯になっている部分をすべて削りとるという物理的な手法でした。しかし、3MIX法では抗生物質の殺菌効果により、薬剤を塗るだけでむし歯の原因となる細菌を殺しむし歯の進行を止めことができるのです。

3MIX法を使えば、これまで神経を抜かなければならなかった歯でも、神経を残せる可能性があります。また、ドリルで削る時の痛みや不快感もないので、「治療がどうしても苦手」という方やお子さんでも、安心して歯科治療を受けることができます。

ぜひ一度、歯の状態をお聞かせください。患者さんに合わせた治療方法で、できるだけ痛みの少ない治療をご提案いたします。